当院では、「金属を使わない、安全で親和性の高いインプラント」として、
「100%ジルコニア」のみを採用し、症例を選んで施術しています。
主訴 | 金属ではないジルコニアインプラント希望 |
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担当医 | 中垣直毅 |
治療期間 | 歯周病治療 2か月 インプラント治療 8カ月 (インプラント埋入後、骨と結合するまでの6カ月間を含む) |
治療回数 | 歯周病治療 4回 インプラント治療 6回 (サージカルプレート作成含む) |
治療内容 | ジルコニアインプラントの長期安定を得るために歯周治療を行った。 ジルコニアインプラントを安全に正確に埋入するためCT撮影を行い、3次元的診断して位置、方向、深さを決めてサージカルプレートを作成。 サージカルプレートを用いて正確に安全にジルコニアインプラントを埋入。 過度の力がかからないようにして6か月間待ち、ジルコニアインプラントが骨と結合してからジルコニアセラミックスクラウンを装着 |
治療費 |
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リスク 副作用 注意点 |
ジルコニアインプラントはアメリカ、ヨーロッパ、北欧、全ての歯科の先進国で許認可がおりています。 しかし、日本では認可がおりていません。 当医院が行っているジルコニアインプラントのZ-systemm社によると認可が通らなかったのではなく、通していないのだそうです。 日本は金属であるチタンインプラントが普及していてジルコニアインプラントの認可に対して費用、労力をかけても採算が取れる見込みがないからトライすらしていないそうです。 しかし、日本では厚生労働大臣に申請を出して、個人輸入をして、ジルコニアインプラントを行うことは法的には問題がありません。 患者さんにこのことを説明をして理解を得て、症例を選んで慎重に行っています。 チタンインプラントはアレルギーを起こさない身体に優しい歯科金属とされていましたが、チタンはフッ素で溶解して金属アレルギーを起こすことがあることが報告されています。 また、身の回りの電磁波を集積したり、口腔内電流を発生させ自律神経系に悪影響を及ぼします。 フランスではチタン粒子が発がん性物質として認定されました。 ジルコニアインプラントは非金属なので現時点においては上記の問題点がなく、安全と考えています。 インプラントで1番問題となるのが、埋入時に神経、血管を傷つけることです。 これは、埋入する位置、方向、深さの問題であり、チタンやジルコニアといった素材の問題ではありません。 CT撮影を行い3次元的に診査してサージカルプレートを作成して、埋入位置、方向、深さを決めることでリスクを大きく回避されます。 ジルコニアインプラントは清掃性が良く、インプラント周囲炎を起こしにくく、歯肉が退縮してもチタンインプラントのように黒く見えることが無く、色調が白くて審美的です。 インプラント周囲炎にならないようにプラークコントロール、食生活、歯科医院でのケアーを行ってください。 |